精神保健指定医、精神科専門医、精神科専門医制度指導医である副院長が診療を担当致します。対象年齢は16歳以上の方で、未成年(18歳未満)の方は保護者様の付き添いをお願い致します。受診を希望される方はWebサイト予約が可能です。他院に通院されている方は紹介状やお薬手帳をご持参下さい。アルコール及び薬物依存症(ベンゾジアゼピン系薬剤を含む)、摂食障害は対応しておりませんのでご了承下さい。認知症診療をご希望の場合はご家族の付き添いをお願い致します。介護保険等のご希望ある場合はご相談下さい。診断書作成に関しては、診察時に医師にご相談下さい。自立支援医療(精神通院医療)を受けている方は受給者証 (事前に指定医療機関の変更手続きをされた方は、初診時より適用されます)、生活保護を受給されている方は医療券をお持ち下さい。診察で病状を確認した上で最小限の薬物療法と心理療法を心がけておりますので、お気軽にご相談下さい。
各診断書は医師が診察し診断の上、休職や支援のために診断書が必要と判断した場合のみ発行されます。記載可能な期間は当院に診療期間内となります。詳しい内容に関しては診察時に医師にご相談下さい。
自立支援医療診断書 | 5,000円 | |
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院内書式診断書(休職診断書等) | 4,000円 | |
精神障害者福祉手帳診断書 | 8,000円 | |
傷病手当金支給診断書 | (申請期間は勤務先に確認が必要) | |
介護保険主治医意見書 | ||
障害年金診断書 | (精神の障害) | 20,000円 |
障害年金確認届 | (精神の障害) | 11,000円 |
障害年金受診状況診断書 | (5年以内の受診のみ) | 5,500円 |
ハローワーク就労可否診断書 | 5,500円 |
※休職診断書は当日作成可能ですが、他の診断書に関しては作成までに診療や検査等を要する場合があります。
気分障害で抑うつ症状のエピソードのみ認められる場合で、躁うつ病とは躁病のエピソードがないことによって区別されています。普通は楽しいと感じる活動に喜びや興味を失うこと、朝の目覚めが普段より早くなり午前中に抑うつが強いこと、明らかに思考や行動が普段より遅くなること、不安で落ち着かなくなること、食欲や体重の減少がみられることなどの症状を認めます。これらの症状が少なくとも2週間以上続く場合はうつ病エピソードの可能性があるので、受診をお勧めいたします。治療としては休養と薬物療法となります。休養については診療で状況を確認して、負担軽減について対応しております。薬物療法は症状に応じて、抗うつ剤、漢方薬などを検討します。
うつ病と躁病(軽躁病)のエピソードが連続して起き、エピソードはふつう完全に回復する場合は躁うつ病となります。躁病とは気分の高揚、気力と活動性の亢進、社交性の亢進、多弁、自尊心の肥大、興奮、睡眠障害などの症状が認められ、社会活動に支障が認められることです。重症になると、妄想を伴うことがあります。治療としては刺激を避けるために休養及び薬物療法となります。薬物療法は躁病を認める場合は抗うつ剤ではなく気分安定薬などを使用しますので、症状を確認した上で検討しています。
通常は危険ではない特定の場所や状況などに対する不安や恐れを感じ、それを回避したり、自律神経症状などを起こしたり、パニック状態へ発展することがあります。治療としては不安を軽減する心理療法と薬物療法になります。個別の病状によって対応しております。
パニック発作(動悸、胸痛、窒息感、めまいなど)が突然、繰り返し起こり、発作の間の不安症状は目立たず、発作に対する恐れを認める(予期不安)があります。
治療は抗うつ剤を中心とする薬物治療と心理療法です。症状により治療を検討しています。
周囲の状況に左右されない心配があり絶えずイライラして緊張、動悸やめまい、発汗、集中困難や睡眠障害などがおき、社会活動に影響がでることがあります。治療は抗うつ剤を中心とする薬物治療と心理療法です。症状により治療を検討しています。
繰り返し心にうかぶ観念や衝動からなる強迫思考あるいは手洗いや戸締りの確認などの繰り返される行為からなる強迫行為を認めます。これらの強迫症状に不快や苦痛を感じているが、やめられず繰り返してしまう特徴があります。治療としては抗うつ剤を中心とする薬物治療と心理療法です。症状により治療を検討しています。
生活の変化があり、それに順応できなかった場合、様々な症状(抑うつ気分、不安、心配など)がおきることです。治療としてはストレス因を軽減することと症状に応じた薬物療法となります。
病院の診察や検査で明らかな異常がないにも関わらず、自分が重大な病気にかかっているという過剰な心配にとらわれて、繰り返し受診するなど生活に支障を認めます。
治療は認知行動療法などの心理療法及び不安を軽減する薬物療法になります。
睡眠に関連する様々な病気の総称です。「不眠症」「過眠症」「概日リズム睡眠障害」「睡眠時随伴症」などがあります。
不眠症とは睡眠減少であり、入眠障害、熟眠障害、早朝覚醒、睡眠時間短縮があります。過眠症とは、日中に過度の眠気を感じ、通常の活動が妨げられる状態を指し、ナルコレプシーなどがあります。概日リズム睡眠障害とは睡眠時間が望ましい時間よりずれてしまう状態です。睡眠時随伴症とは、睡眠中、入眠時、または覚醒時に起こる異常行動や体験をする状態のことです。睡眠中に突然叫び声を上げたり、泣き出したりする場合や、寝床を出て歩き回る、夢の内容に沿った異常行動を取るなどの症状が挙げられます。不眠症の診断は不眠が独立しているか、他の精神疾患や他の睡眠障害と併存しているかどうかで決まり、正常な睡眠は個人差があるため詳細な症状の確認をしています。不眠症であれば、規則的な睡眠がとれるような生活指導を行った上で眠剤を検討しています。眠剤は主に依存性のない薬剤を使用します。
社会的コミュニケーション障害を認め、人間関係を構築することが困難であること、興味や行動が限定されており反復すること、こだわりや執着が強いこと、感覚刺激に対する過敏さまたは鈍感さなどが認められます。これらの症状が幼少期より認められることが診断に重要です。社会生活に支障がある場合は社会的な支援が望ましいため、お困りの場合は受診をお勧めいたします。
不注意、多動性、衝動性の症状が小児期より認められ、社会活動に悪影響が続いている状態です。治療としては心理療法と薬物療法があります。
妄想、幻覚、まとまりない言動、または緊張病性の症状、意欲低下などの陰性症状などが一定期間認められる状態です。治療としては適切な薬物療法で症状改善を認めることが多いです。
いったん獲得した脳機能が後天的に障害されることで通常は徐々に進行します。機能低下の経過や認知機能検査、画像検査などで診断します。原因によりアルツハイマー型、血管性、レビー小体型、前頭側頭型などに分類されます。症状を正確に確認する必要があるので、ご家族の付き添いをお願いいたします。治療は抗認知症薬や漢方薬などです。また、症状に応じた治療をします。画像検査が必要な場合は連携医療機関で行っております。介護保険の申請等は浦和医師会と連携しておりますのでご相談下さい。